マリアとの会話 − 1

美しい花が咲き乱れる庭に立って、私は、
「私の魂の今生での目的を教えてくださる方、来て下さい」
と、空に向かって問いかけました。
2、3回質問をくり返したところで、空中から金色に輝く大きな光の玉がすうっとやってきて、私の前でとまったのです。まぶしいのだけれど、目を細めることなく見ていられる、というような不思議な光りかたでした。

「お話しやすいので、人間のかたちになっていただけませんか?」
と、私は光にお願いしました。
そのとたん、輝く光の中から白いローブをまとった女性が出て来たのです。ローブだけではなく、その人の肌も同じように真っ白でした。その姿が、子供の頃祖父母の家に行くのに乗っていった横須賀線から見えた大船の観音様にそっくりだったので、「まあ、この人は観音様なのかしら」と思ったのでした。

「すみませんが、もし御存じでしたら、私の魂の今生での目的を教えてくださいますか?」
私は尋ねました。
その観音様に似た人は何も言わずに、右手を上げて空を指しました。
その人さし指が指している向こうには、いくつかの雲が見えます。
一瞬後には、私はその雲のひとつのそばに立っていました。雲の上にはこの観音様が立っています。その足元には、いくつかの直系30cmぐらいのボールがころがっています。
「さあ、つぎの人生では何をしたい?」
と、観音様がボール達に問いかけました。
するとどうでしょう、ボールのひとつが私になったのです。といっても、その「私」は、4才ぐらいの少女で、おかっぱ頭をして、夏のワンピースを着ています。けれども、私にはその少女が「私」なのだ、とすぐわかりました。

「私」が後ろを振り向くと、雲のうえから美しく青い地球がすぐそばに見えています。 観音様に視線をもどし、
「私は、地球がきれいで美しいままであるようにしたいです」
と答えました。
それに対して観音様は、
「地球をきれいで美しいままに保つには、あなたはどうしたらいいの?」
と、問いかけてきました。
また、地球を見ると、清らかに流れる川とその川沿いに青々とした木々が立っているのが見えました。
「川を清浄なまま、木を生き生きした緑のままに保ちたいの」
私は答えました。
「川を清浄に、木を生き生きした緑に保つには、あなたはどうしたらいいの?」
観音様は、また問いかけてきました。
地球の川に目を向けると、川の上流に大きな工場が見えます。何本もの煙突からはもくもくと黒い煙りが出ています。それを見て私はこう答えました。
「川のそばにある工場が廃棄物を川に流して川を汚さないようにしなくちゃ」
「工場が環境を汚染しないためには、あなたは何ができるの?」
観音様は問いかけをつづけてきました。
「新しいエネルギーを使えばいいんだわ」と、私。
「新しいエネルギーは、なに?」と、観音様。
「太陽からのエネルギーよ」と、得意そうに、私。
「それは、どのようなエネルギーなの?」と続ける観音様。
「太陽エネルギーよ。それから、太陽からは違うエネルギーもくるの」
「太陽からの新しいエネルギーとは、どのようなもの?」

ここで「私」は太陽を見上げました。太陽からぱらぱらと何か落ちてきます。その破片は、まぶしいオレンジ色で、どんどんと私の前に落ちてきます。何かぼんやりした輪郭ですが、ひとつひとつが違う形だ、というこはわかりました。

「これは、まったく新しいエネルギーなの。今まで存在していなかったのよ。」
その破片を見ながら私はいいました。
「このエネルギーをどうやって受け取るの?」
観音様は問いかけをつづけます。
「太陽に、エネルギーをください、って頼めばいいの」
簡単に私は答えました。
「新しいエネルギーであなたは何をするの?」
観音様からのこの問いに答えるように、「私」は目の前に落ちてきた太陽からの破片を集めはじめました。

「新しいエネルギーを作り出すための装置をつくるの」
地べたに座り込んで太陽の破片を組み立てながら、私は答えました。
「ひとりでやるの?」
その問いを聞いて、私はあたりを見回しました。私のまわりにはたくさんの大人の男女が立っていましたが、みんな私に背を向けています。

「そう。ひとりでやってる。私のやっていることには誰も興味がないの。みんなもっと難しいことに夢中みたい。私がやっていることは、単純で簡単なの。だから誰も興味をもってくれないの。難しくないからやる価値がない、と思っているのよ」
そう観音様に答えたあとに、またあたりに目をやると、今度は何人かの子供がそばに立っているのが見えました。そのなかの何人かは私のやっていることを見ています。

「子供たちの何人かは興味があるみたい。でもただ見ているだけ。200人にひとりの大人は振り向いて私のやることを見る。子供がもっとそばに寄ってきて私のやることを見てる。でも、その子供達の10人にひとりだけが私といっしょに装置の組み立てをやってくれるの。今ひとりの男の子が私といっしょに装置を組み立て始めた。でも遅い。私は彼よりもっと早く組み立てられる。 だけど、待たなくちゃ。彼のペースで作業をすすめてる」

それを聞いた観音様の次の問いは、こうでした。
「その装置をどうするの?」
私は今までのように心に浮かんできたことを答えます。
「誰も興味がないからこの男の子と私で装置を使うの。どんどん装置を作って、自分たちで使う。そうやっているうちに少し興味を持ち始める人が出てくる。私達は装置を作りつづける。最初は小さいスタートだけれど、最終的には、地球全体をカバーするようになる。そうすれば地球はきれいで美しいままでいられるの」



1 / 2 /

ホーム
カーラについて
スピリットガイド達
メッセージ
7つの要素
活動内容
カーラへの質問
リンク
English